プログラム

講演プログラム

講演プログラム,ワークショップの情報を公開いたします.

タイムテーブルとプログラムを公開いたします.つぎのpdfファイルをご覧ください.プログラムは見にくいですが,セッション日時,講演番号,講演タイトル,第1著者名,所属を掲載しております.
プログラム冊子に掲載する最終版(タイトルと著者情報を含む)は近日中に公開いたします.

プログラム冊子掲載版プログラム

部屋割り

  • 第1室 2503教室
  • 第2室 2501教室
  • 第3室 2504教室
  • 第4室 2505教室
  • 第5室 2601教室
  • 第6室 2602教室
  • 第7室 2603教室
  • 大ホール 丹羽ホール(1号館)

特別講演

空間知能化から生命化へ

日時 3月5日(木)13:30~14:10
場所 第1室(2503教室)
講演者 渡邊 朗子 君 watanabe
概要 近年,情報技術やロボット技術などの諸技術が目覚しい発展を遂げ,生活空間に装着され始めている.こうした諸技術は,どのような未来の生活空間を志向し,どのような生活空間のデザインを導くのであろうか.講演では,その一つの解として,生活空間を人の行為や行動に合わせて知能化する「空間知能化」のコンセプトとその事例について紹介する.さらに「空間知能化」の進化系として、「生命」の思想に着目した「生命に学ぶ建築空間」=Biofied Architecture について,そのコンセプトと可能性を探究する.
講師略歴 東京生まれ.1989年日本女子大学家政学部住居学科卒業,1993年コロンビア大学大学院建築都市計画学科修了.1999年日本女子大学大学院人間生活学研究科博士課程修了.1996年コロンビア大学客員講師,慶應義塾大学環境情報学部助手,1999年シドニー大学客員講師,2004年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特別研究助教授などを経て,2009年より東京電機大学未来科学部建築学科 准教授.博士(学術),一級建築士.専門は,建築計画・設計、ロボット・情報技術の建築空間への応用.ロボット・情報技術を応用した住まい,働く場など次世代の生活空間デザインについて研究するとともに,建築家として住居やオフィス,および学教空間を対象に建築から家具・情報システムまでの実施設計に携わる. 主な著書に『サイバード・スペースデザイン論』(慶應義塾大学出版会)『空間知能化のデザイン』(共著・NTT出版)『頭のよい子が育つ家』(共著・日経BP社、文藝春秋).日本建築学会技術部門設計競技優秀賞,グッドデザイン賞,日経ニューオフィス賞など受賞多数.

ISCS Invited Talks 1

Quantifying Security in Networked Control Systems

日時 3月7日(土)9:40~10:20
場所 第1室(2503教室)
講演者 Henrik Sandberg (Department of Automatic Control, KTH Royal Institute of Technology, Sweden)Henrik Sandberg
概要 Cyber-attacks on critical infrastructures, such as power networks, are a growing concern in society and have received considerable media attention lately. In this talk, we discuss possibilities for quantification of the level of security in networked control systems used to control critical infrastructures. Quantitative measures are important for efficient allocation of protective resources, for example. We here employ methods from sparse optimization and game theory for the quantification. First, we illustrate how sparse optimization and minimum-cut algorithms for graphs can be used to measure the security provided by a power network state estimator running over a Supervisory Control and Data Acquisition (SCADA) system. Second, we illustrate how game theory and mixed strategies can be used to minimize the impact of stealthy data injection attacks in a power distribution Volt/VAR control system.
講師略歴 Henrik Sandberg received the M.Sc. degree in engineering physics and the Ph.D. degree in automatic control from Lund University, Lund, Sweden, in 1999 and 2004, respectively. He is an Associate Professor with the Department of Automatic Control, KTH Royal Institute of Technology, Stockholm, Sweden. From 2005 to 2007, he was a Post-Doctoral Scholar with the California Institute of Technology, Pasadena, USA. In 2013, he was a visiting scholar at the Laboratory for Information and Decision Systems (LIDS) at MIT, Cambridge, USA. He has also held visiting appointments with the Australian National University and the University of Melbourne, Australia. His current research interests include secure networked control, power systems, model reduction, and fundamental limitations in control. Dr. Sandberg was a recipient of the Best Student Paper Award from the IEEE Conference on Decision and Control in 2004 and an Ingvar Carlsson Award from the Swedish Foundation for Strategic Research in 2007. He is currently an Associate Editor of the IFAC Journal Automatica.

ISCS Invited Talks 2

Distributed estimation with relative measurements, with application to power systems

日時 3月6日(金)9:20~10:00
場所 第1室(2503教室)
講演者 Paolo Frasca (Department of Applied Mathematics, University of Twente, the Netherlands)Paolo Frasca
概要 This talk is devoted to the problem of distributed estimation from relative measurements, defined as follows. Every node in a network is given a scalar value and is able to take noisy measurements of the difference between its value and the values of its neighbors. The goal is for each node to reconstruct its value (modulo an additive constant common to all nodes). This problem has application in various domains: self-localization in robotic networks, synchronization in networks of clocks, ranking in databases, and phase estimation in power grids. I will describe and study two distributed algorithms for its solution: a gradient descent algorithm and a randomized algorithm, based on asynchronous pairwise updates and time-averaging.
講師略歴 Paolo Frasca received the Ph.D. degree in Mathematics for Engineering Sciences from Politecnico di Torino, Italy, in 2009. Between 2008 and 2013, he has held research and visiting positions at the University of California, Santa Barbara, USA, at the IAC-CNR, Rome, and at the Politecnico di Torino. Since June 2013, he is an Assistant Professor with the Department of Applied Mathematics, University of Twente, the Netherlands. His research interests are in the theory of network systems and cyber-physical systems, with applications to robotic, sensor, infrastructural, and social networks. On these topics, Dr. Frasca has (co)authored more than forty journal and conference papers and has given several invited talks at international institutes and events, both in Europe and in the USA. He is a recipient of the 2013 SIAG/CST Best SICON Paper Prize. Dr. Frasca is currently serving as a Subject Editor for the International Journal of Robust and Nonlinear Control and in the Conference Editorial Boards of the IEEE Control Systems Society and of the European Control Association (EUCA).

2015年パイオニア賞受賞記念講演

ネットワークロボティクスにおける分散協調制御

日時 3月6日(金)16:40~17:20
場所 1号館2階丹羽記念ホール
講師 畑中 健志 君 (東京工業大学)畑中様写真
概要 分散協調制御とは,ネットワークシステムの各要素が局所的に得る計測・通信情報をもとに分散的な情報処理や意思決定を行うことで,全体最適な状態を実現することを目的とした制御を指す.以上の目的を達成する問題の構造および解法として,現在までに分散協調最適化,ゲーム理論,勾配法に基づく3つのアプローチがそれぞれ提案されてきた.本講演では,講演者がこれまで行ってきたネットワークロボティクスの分散協調制御に関する研究成果を以上のアプローチに関連させながら紹介する.まず,分散協調最適化理論を多様体上で展開することで開発した視覚情報に基づく新たな協調運動推定アルゴリズムを紹介する.つぎに,講演者らが提案したゲーム理論的学習アルゴリズムとそのネットワークロボティクスへの展開を示す.最後に,人間行動のモニタリングを目的に開発した多様体上の勾配法に基づく視覚被覆制御アルゴリズムを紹介する.
受賞者略歴 2007年3月京都大学大学院情報学研究科数理工学専攻博士後期課程修了.同年4月より東京工業大学大学院理工学研究科機械制御システム専攻助教,2015年1月より同准教授となり現在に至る.ロボティック・視覚センサネットワークの協調制御および推定の研究に従事.Passivity-Based Control and Estimation in Networked Robotics (Springer)の著者.博士(情報学).2014年計測自動制御学会制御部門パイオニア賞,2009年度計測自動制御学会論文集論文賞受賞.

2015年パイオニア技術賞受賞記念講演

エネルギーネットワークの分散協調制御

日時 3月6日(金)17:20~18:00
場所 1号館2階丹羽記念ホール
講師 滑川 徹 君 (慶應義塾大学)滑川様写真
概要 東日本大震災後,再生可能エネルギーを含む分散型電源の導入の動きが加速し,空間的に分布する発電機が分散管理される統合的なエネルギーマネージメントシステムの構築が期待されている.それを受けて2013年に「電力システムに関する改革方針」が閣議決定され,電力小売市場の全面自由化の制度設計が現在進められている.また世界的にもCO2排出を抑え,地球温暖化に歯止めをかけるため,再生可能エネルギーを利用したスマートグリッドに関する研究が盛んに行われている.
本講演では,エネルギーネットワークシステムの分散的管理・制御問題に対して,分散協調制御理論からのアプローチとして,講演者のこれまでの一連の研究成果を紹介する.具体的にはスマートグリッドの分散制御,電力市場における分散的最適価格設定法と需給制御,スマートグリッドの最適エネルギーマネジメントに関して議論するとともに,その基盤となる協調制御,分散制御に関する過去の研究についても言及する.最後に今後の研究の展望と将来の方向性を述べる.

受賞者略歴 1994 年金沢大学大学院自然科学研究科システム科学専攻博士課程中退.同年金沢大学工学部電気・情報工学科助手,2000年講師.2002 年長岡技術科学大学機械系助教授.2006 年金沢大学大学院自然科学研究科電子情報科学専攻助教授,2007年同大学理工研究域電子情報学系准教授.2009 年より慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科准教授,2014年教授となり現在に至る.2012年よりJST藤田CREST内田チームにおいて,分散制御と統合メカニズムに関する研究を推進する.ロバスト制御理論,分散協調予測制御とそのエネルギーネットワークシステムへの応用に関する研究に従事.博士(工学).計測自動制御学会,IEEE,システム制御情報学会,電気学会などの会員.

2015年木村賞受賞記念講演

非線形最適制御問題の代数的解法

日時 3月7日(土)14:45~15:25
場所 1号館2階丹羽記念ホール
講師 大塚 敏之 君 (京都大学)大塚様写真
概要 非線形最適制御問題は制御理論における基本的な問題であるが,ごく限られた特殊な場合を除けば解析的に解けないとされている.個々の問題ごとに数値解を求めるのが標準的なアプローチであり,数多くの数値解法が提案されてきた.本講演では,従来と異なるアプローチとして,解の陰関数表示を解析的に得る手法を紹介する.陰関数表示から解を求めるには代数方程式を数値的に解かなければならないものの,陰関数表示は代数的な数式処理によって近似無しに求められる場合がある.したがって,解の陰関数表示は解析解と数値解の中間的なものと位置づけられる.このような代数的手法による新しい制御理論の可能性を展望する.
受賞者略歴 1995年東京都立科学技術大学大学院工学研究科工学システム専攻博士課程修了.博士(工学).同年筑波大学構造工学系講師.1999年大阪大学大学院工学研究科講師,2003年同助教授,2007年同大学大学院基礎工学研究科教授,2013年京都大学大学院情報学研究科システム科学専攻教授,現在に至る.主として非線形制御と最適制御の理論と応用に関する研究に従事.計測自動制御学会,システム制御情報学会、日本航空宇宙学会,日本機械学会,IEEEなどの会員.著書「非線形最適制御入門」(コロナ社)により,計測自動制御学会著述賞受賞.計測自動制御学会論文賞,計測自動制御学会制御部門パイオニア賞,システム制御情報学会論文賞など受賞.

チュートリアル1

プラントモデリング部会は,従来のPMシンポジウムと同様に,チュートリアルを開催します.今回のチュートリアルでは,プラントモデリングの統合に関する4件の話題としました.制御部門マルチシンポジウムに参加すれば,このチュートリアルに参加することが可能です.講演のほかに,講演社によるポスター展示も行いますので,多くの皆様に聴講していただきたく,ご案内申し上げます.

プラントモデルの統合と関連ツール群の連携 ~FMIを意識して

ワークショップ制御システムセキュリティ:その重要性と取り組み

主催・企画 計測自動制御学会 制御部門 プラントモデリング部会
日時 3月5日(木)14:30~18:10
場所 第5室(2601教室)
講師 工藤 啓治 氏,岡部 英幸 氏 / ダッソーシステムズ(株),長澤 幹夫 氏 / サイバネットシステム(株),小西 晃輔 氏 /(株)IDAJ ,赤阪 大介 氏 / MathWorks Japan
概要 制御システム開発においては,システムの振る舞いや,制約を記述した制御対象のプラントモデルが,制御系設計や検証・適合に活用され始めています.例えば,内燃機関においては,吸排気のガス流れ,燃焼による化学反応,そして燃焼圧力から機械エネルギへの変換など,複数の物理現象を考慮する必要があります.また,ハイブリッド自動車のように複雑化した制御システムの開発においては,内燃機関,トルク伝達機構,電動機,バッテリー,そして車体などを,複数の物理領域において,別々にプラントモデルを作成することが多いため,車両1台分の振る舞いをシミュレーションするには,複数のプラントモデルを統合して実行する必要性が増してきました.この統合化されたシミュレーションの実行においては,複数のプラントモデルを接続するために,実行タイミングや物理量など標準化されたモデルインターフェース(例えば,Function Mockup Interface : FMI)に対する配慮が重要となります.本チュートリアルでは,「プラントモデルの統合と関連ツール群の連携 ~FMIを意識して」をテーマにして,統合的なシミュレーション実行環境と,それを支援する周辺ツール群を概観すると共に,適用例の紹介によって,最近のシミュレーションツールへの理解を深めることを目的とします.
プログラム 14:30∼14:35 開催挨拶
PM部会:松尾孝美(大分大学)司会:佐藤 正浩 氏((株)本田技術研究所)

14:35∼15:25 FMIによるモデル流通と欧州におけるモデルを用いた事前検証の事例について

工藤 啓治 氏,岡部 英幸 氏 / ダッソーシステムズ(株)1_Kudo1_Okabe

近年,特に自動車や航空業界において,これまでサブシステムごとに開発されてきたプラントモデルを統合したシステムレベルでの性能検証に対する必要性が高まっている.しかしながら多くの場合,対象とするサブシステムあるいは取り扱う物理現象の違いによってはシミュレーション・ツールが異なるため,それらの連携が重要な課題となっていた.このような背景の下に,異なるシミュレーション・ツールを連携させる取り組みがいくつかの業界でなされている.例えば,欧州では主として自動車関連の企業やITベンダが協調してプラントモデルのモデル流通のための標準 FMI (Functional Mockup Interface)を策定し,その活用が進みつつある.また,異なるシミュレーション・ツール間のモデルを厳密に連立させて解くのではなく,互いに関係する情報を計算の前後でやり取りしながら計算自体は別々に実行するという疎結合の手法も多く行われており,例えば大規模なシステムの開発初期における性能検証に適用されている.本講演ではプラントモデルの統合という観点から,弊社ツールによるデモンストレーションを交えつつFMIの内容を最初に紹介する.次に,モデルを使った事前検証を疎結合的な手法で推し進めている例として,欧州の航空業界における取り組みを紹介する

15:25∼16:15 FMI 仮想システムのモバイル環境への拡張

長澤 幹夫 氏 / サイバネットシステム(株)2_Nagasawa

2014年7月に,Modelica協会FMI部会で,FMI2.0規格が制定され,マルチドメインのモデルを接続するコシミュレーション実現への前進があった.一方,複数の企業や部門間で,FMIモデルを流通させるための,大規模仮想システムとしての課題も見え始めている.
本発表では,Modelica仮想システムSSP部会が検討している,FMIシステムモデリングの課題を整理するとともに,その解決策に向けて取り組んでいる,スマートデバイスとオンライン環境を活用したFMIコシミュレーション基盤の構築例を中心に,今後のFMI仕様拡張となる通信方式やセキュリティ方式,さらには,先進的なユーザーインターフェイスについて紹介する.

16:15∼16:30 休憩 (15 分)16:30∼17:20 複数の異なるモデルの接続と最適な計算を実行するシミュレーション環境と事例の紹介

小西 晃輔 氏 /(株)IDAJ 3_Konishi

システム開発におけるモデルベース開発手法(MBD)の普及に伴い,プラントモデルと制御モデルの1対1のコ・シミュレーションから,複数のプラントモデルと複数の制御モデルの結合によるコ・シミュレーションが必要とされている.1対1のモデル接続では,インターフェースは,シミュレーションを実行するツールに整合させることで実行可能である.しかし,複数のプラントモデルが,異なるシミュレーションツールで作成されている場合,ある1つのツール上でそれらを接続し,実行することは容易ではない.接続するためのインターフェースを定義し,他ツールがそのインターフェースに対応する必要がある.そのため,ツールバージョンが更新された時のツール間インターフェースの維持,モデルの再利用性・移植性の低下が,コ・シミュレーション普及の課題となっている.このような課題に対して,FMI(Functional Mockup Interface)によって,複数のモデルを接続し実行するためのインターフェース定義を標準化している.FMIに準拠してモデルを接続し,シミュレーション実行すると,モデルの特性によっては,シミュレーション実行時間や精度に大きく影響することがある.本セッションでは,当社取扱いのコ・シミュレーションプラットフォーム:xMOD上でのFMIを含むモデル接続技術,シミュレーションを高速に,精度良く実行する技術を紹介する.また,エンジンモデルとエンジン制御モデル,車両モデルをxMOD上で接続し,コ・シミュレーション実行した具体的な例を紹介する.(協力:Haj-Amor Hassen / D2T)

17:20∼18:10 1Dシミュレーションが変えるシステム設計のカタチ

赤阪 大介 氏 / MathWorks JapanOLYMPUS DIGITAL CAMERA

製品に求められる機能や性能を起点とし,開発上流からシステム全体でモノづくりを進めてゆく重要性が改めて高まっています.そのために,開発初期の構想設計/機能設計の段階で,システム(ハードとソフトの組合せ)の機能や現象を,抽象化された1Dモデルを用いてシミュレーションを行うことが有効です.
本講演では,まず,1D物理モデリングツールであるSimscapeのシステム設計への活用方法についてご紹介致します.例題を通じて,設計・検証目的に対して1Dの立場からどのようにシステム設計をアプローチすべきかについてご提案致します.つぎに,他社製モデル/ツールとの接続に関する扱い方や心得などについて合わせてご紹介致します.※ Simscapeは複合領域(機械・電気・流体・熱など)の1D物理モデリング環境です.制御の記述を得意とするデータフロー型のSimulinkと同一環境で利用できるため,複合領域に渡るシステム設計をより円滑に推し進めることができます.

講師略歴 工藤 啓治(くどう けいじ)君
北海道大学理学部物理学科修了.HPC/CAE利用支援,最適設計支援技術の促進に従事し,現在,ダッソーシステムズ(株)SIMULIA事業部にて,シミュレーション業務の効率化と品質向上のための提案コンサルタントを担当.

岡部 英幸 (おかべ ひでゆき)君
東京大学大学院工学系研究科産業機械工学専攻修了.製造業向けのCAD/CAM/CIM/PLM関連業務に携わった後,ダッソーシステムズ入社し,欧州およびアジアの顧客を中心にシステム・エンジニアリングやモデルベース開発に関わるソリューション展開に従事.

長澤 幹夫(ながさわ みきお)君
シミュレーション物理学が専門.1987年に京都大学理学博士の学位取得.国立天文台,California工科大,KEKなどでスパコン応用研究の後,日立製作所中央研究所で,可視化システム,超高速ネットワーク・コンピュータシステム開発を推進.この間,香川大学客員教授を併任.2002年にサイバネットグループ(KGT)に移って以降は,ビジネスプロセスモデルや,人工知能・機械学習などを用いた,ユーザー支援システムの製品化プロジェクトに取り組む.現在,Modelica協会 仮想システムプロジェクト(SSP部会)のメンバーとして活動しながら,FMIコシミュレーション基盤の構築に取り組んでいる.

小西 晃輔 (こにし あきやす)君
1995年九州大学大学院電気工学専攻修士課程修了.同年 UDトラックス(株)に入社 2004年 (株)IDAJに入社 現在に至る.セーフティクリティカルな業界向けにモデルベースソフトウェア開発導入支援,認証支援,コ・シミュレーションプラットフォームの構築支援に従事.

赤阪 大介 (あかさか だいすけ)君
2009年3月 千葉大学大学院 自然科学研究科修了 博士(工学).その後,日本フイツシヤ株式会社を経て,2011年5月よりMathWorks Japanアプリケーションエンジニアリング部(制御).

チュートリアル2

確率・統計・情報理論に基づく最適制御の新展開

主催・企画 計測自動制御学会 制御部門 制御理論部会
日時 3月6日(金)11:20~13:00
場所 第2室(2501教室)
講師 佐藤 訓志 (広島大学) 松原 崇充(奈良先端科学技術大学院大学)
概要 非線形確率最適制御問題は,確率的不確かさを含むシステムに対して,制御目標を達成する合理的な補償器を与えることができる.近年,この問題に対する有用な解法として,確率論を駆使した経路積分解析と統計学におけるサンプリング手法に基づく経路積分最適制御法が提案され,情報理論におけるカルバック・ライブラ擬距離最小化問題などとの関連も見出され,注目されている.本チュートリアルでは,非線形確率最適制御問題の基礎から,経路積分最適制御法による解法,さらにこの方法を一般化した最近の発展について解説する.また,機械学習の視点から,カルバック・ライブラ擬距離最小化問題に基づく高次元システムの運動学習への応用について解説する.
プログラム 11:20∼12:10 経路積分解析を用いた非線形確率最適制御問題の解法

佐藤 訓志 (広島大学)satoh

動特性に確率的不確かさと非線形性を含むシステムに対する最適制御問題は,非線形2階偏微分方程式の求解に帰着され,一般に解くことが非常に難しい.しかし,近年経路積分解析とサンプリング手法を用いた経路積分最適制御法という新しい解法が提案され,注目されている.本チュートリアルではまず,問題設定,帰着される偏微分方程式といった非線形確率最適制御問題の基礎を概説し,経路積分最適制御法による解法について解説する.さらに発展として,この方法が持ついくつかの問題点を示し,それらを解決するために最近提案された経路積分解析に基づく反復解法についても紹介する.

12:10∼13:00 カルバック・ライブラー制御入門-確率推論で解く最適制御-

松原 崇充(奈良先端科学技術大学院大学)Matsubara

確率システムについて,期待コストを最小化する制御方策を求める枠組みにベルマン方程式を使った動的計画法があるが,近年ベルマン方程式を線形化できるサブクラス「カルバック・ライブラー制御問題」が発見され注目を集めている.さらに,カルバック・ライブラー情報量の最小化問題やグラフィカルモデルを使った推論問題などに帰着でき,機械学習分野で開発された近似計算手法の利用による大規模システム制御への展開も期待される.本チュートリアルでは,カルバック・ライブラー制御の基礎をわかりやすく解説するとともに,最近の動向や適用事例などを紹介する.

講師略歴 佐藤 訓志 (さとう さとし)君
2009-2010年日本学術振興会特別研究員(DC2). 2010年名古屋大学大学院工学研究科博士課程後期課程修了.同年より広島大学大学院工学研究院助教.2011年Radboud University Nijmegen客員研究員. 非線形制御,確率制御の研究に従事. 博士(工学).2008年 IEEE Robotics Automation Society Japan Chapter Young Award, 2009年 計測自動制御学会制御部門研究奨励賞,2010年 計測自動制御学会学術奨励賞研究奨励賞などを受賞.計測自動制御学会,システム制御情報学会,日本ロボット学会,IEEEの会員.

松原 崇充(まつばら たかみつ)君
2007年12月奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科情報システム学専攻博士後期課程修了.翌年1月同大同研究科助教となり,現在に至る.2008年4月よりATR脳情報研究所客員研究員,2013年1月〜2014年1月まで和蘭ラドバウド大学ナイメーヘン校客員研究員.2011年度計測自動制御学会学術奨励賞(研究奨励賞),平成24年度日本神経回路学会論文賞などを受賞.機械学習や最適制御,強化学習を用いたロボットやインタフェースの知能化に興味を持つ.IEEE,日本ロボット学会,電子情報通信学会,日本神経回路学会,計測自動制御学会などの会員.

チュートリアル3

主催・企画 計測自動制御学会 制御部門 制御技術部会
日時 3月5日(木)14:20~16:20
場所 第4室(2505教室)
講師 辻 隆男(横浜国立大学),赤尾 健一(早稲田大学)
概要 近年,再生可能エネルギーの普及が望まれており,そのための電力系統を制御する技術の確立が急務となっている.電力は一部のユーザのみが使用するものではなく,ほとんどすべての人の生活に関わるものであるので,電力系統の運用には技術的な側面だけでなく経済的な側面からの視点も必要となる.そこで本チュートリアルでは,経済的な側面も含めた視点での電力システムの課題や経済動学モデルについてご解説頂く.

プログラム 14:20∼15:20 再生可能エネルギーの普及と電力システムの制御技術

辻隆男(横浜国立大学)tsuji

太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーの普及拡大が世界的に進展している.しかし自然エネルギーを活用した電源の出力は気象条件に依存して不確実であるため,普及拡大に伴い電力システムの安定運用維持が重要な課題となる.この解決に向けて,電力システムの運用制御体系には大きな変革が求められている.特に技術的な問題のみならず,市場を中心とした経済的メカニズムとの融合が重要な課題になる.本講演では,以上のような新時代の電力システムにおける課題を,経済的な側面も含めたシステムとしての視点,ならびに新しい制御技術の観点から紹介する.

15:20∼16:20 経済動学モデルについて:競争均衡モデルと微分ゲームモデルの紹介

赤尾 健一(早稲田大学)akao

この報告では経済動学モデル(連続時間・決定論的)をいくつか紹介する.競争経済モデルでは,個々の経済主体は,その生産消費活動の集計によって決まる社会的変数(代表的には価格)を所与として,そしてそれのみを考慮して,最適化問題を解く.その解である生産消費活動から得られる社会的変数の値が,元の社会的変数と一致している状態=競争均衡が,競争経済モデルの解である.微分ゲームは非協力ゲームの1種であり,他の経済主体の戦略を直接自らの最適化問題に取り入れる点(戦略的依存関係の存在)によって,競争経済モデルと区別される.すべての主体について,他の主体の戦略を所与として自らの戦略が自身の最適化問題の解となっている状態=ナッシュ均衡がゲームの解である.

講師略歴 辻 隆男(つじ たかお)君
2006年3月横浜国立大学大学院工学府物理情報工学専攻博士課程後期修了,同年4月九州大学大学院システム情報科学研究院電気電子システム工学部門寄附講座(九州電力)教員,2007年4月横浜国立大学大学院工学研究院知的構造の創生部門助教に着任,2011年4月同准教授,現在に至る.博士(工学).主として,電力システムの運用・制御・解析に関する研究に従事.

赤尾 健一(あかお けんいち)君
1984年京都大学農学部林学科卒,1989年京都大学農学部林学科単位認定退学.1989年から1990年まで日本学術振興会特別研究員.1990年京都大学農学部助手に着任,1995年早稲田大学社会科学部専任講師,1997年同助教授.2002年から2004年までカリフォルニア大学デービス校訪問研究員.2008年京都大学経済研究所客員教授,2002年早稲田大学社会科学総合学術院教授となり現在に至る.

ワークショップ1

制御システムセキュリティ:その重要性と取り組み

主催・企画 計測自動制御学会 制御部門 事業委員会
日時 3月4日(水)13:30〜17:20
場所 第2室(2501教室)
講師 新 誠一 (電気通信大学),島廻 昭朗 (三菱化学エンジニアリング(株)),渡部 宗一(森ビル(株))
概要 情報ネットワークにおけるサイバー攻撃が世上を騒がす今日,制御システムにおいてもいかにしてセキュリティを確保し,強化するかの取り組みが急務となっています.本ワークショップでは,制御システムセキュリティの重要性と取り組みについて,この分野に詳しい3人の方にご講演をいただきます.セキュリティ対策に迫られる企業の方にも,この分野に興味を持つ大学の方にも有益と思われます.奮ってご参加ください.なお,詳細はシンポジウムWebサイト,今後の会告などをご参照下さい.
プログラム 13:30〜14:30 制御システムセキュリティの国内動向

新 誠一 (電気通信大学)prof_shin

制御システムがサイバー攻撃された2010年のSTUXNETを受けて2012年に技術研究組合制御システムセキュリティセンターが設置された.模擬プラント作成,サイバー演習,Embedded Device Security Assurance認証などのセンターの活動を中心に,サイバー攻撃に対する取り組みを紹介する.

14:30〜15:30 サイバー攻撃の現状とCSMS認証の成果

島廻 昭朗 (三菱化学エンジニアリング(株))shimamawari

個人情報や機密情報が保存されている訳でもない製造現場のシステムにおいて,なぜ,セキュリティの対策が必要なのだろうか.サイバー攻撃は日々進歩,巧妙化し,既に,制御システムもサイバー攻撃のターゲットになっている.セキュリティ対策は,「これを実施したから終り」というものではなく,継続的な取り組みが必要である.そのような背景から,経産省が中心となりCSMS認証が立ち上がった.製造現場へ適用した事例,その成果について講演する.

15:45〜16:45 オフィスビルにおける制御システムセキュリティについて

渡部 宗一(森ビル(株))

大規模なオフィスビルの制御システムについて,化学プラントや工場などのシステムと同様に大規模かつ複雑なシステムとなっていることはあまり知られていない.また,プラント同様に制御システムセキュリティ上の重大なリスクも抱えているが,業界としてリスク認識を共有できる段階まで至っていない.その中で,オフィスビル業界における制御システムセキュリティの現状,今後建築業界として取り組むべきと考える課題,さらに,森ビルとして取り組んでいる対策を説明する.

16:50〜17:20 鼎談:制御システムセキュリティの現状と課題

講演をベースに制御システムセキュリティの問題を深堀する.

参加費 マルチシンポジウム参加者は無料となります.それ以外の方は以下となります.

  • 会員 2,000円,会員外 3,000円
  • 学生 1,000円,賛助会員 無料
参加申込 資料の配布を行う予定ですので, 2/22(日)までに参加申し込みをおこなってください.参加申し込みはこちらで受付致します.

参加の事前申込は終了致しましたが,マルチシンポジウム参加者は当日参加も可能です.

問い合わせ先: SICE制御部門事業委員会
大石泰章/南山大学理工学部,E-mail: oishi[a]nanzan-u.ac.jp ([a]を@に変えてください)
学会事務局 部門協議会担当, 電話(03)3814-4121

講師略歴 新 誠一(しん せいいち)君
1980年東京大学修士課程修了,同年同大学助手,87年工学博士(東京大学),筑波大学,東京大学の助教授を経て2006年より電気通信大学教授.計測自動制御学会2013年度会長,フェロー.技術研究組合制御システムセキュリティセンター理事長.計測自動制御学会論文賞武田賞,技術賞,電気学会優秀技術活動賞技術報告賞,情報セキュリティ大学院大学情報セキュリティ文化賞など受賞.

島廻 昭朗(しまめぐり あきろう)君
1989年 三菱油化(現 三菱化学)株式会社に入社,2013年三菱化学エンジニアリング株式会社に出向,CSMSパイロット認証に参画.

渡部 宗一(わたなべ そういち)君
1985年森ビル入社.2000年よりイーヒルズ株式会社取締役兼務.2010年より森ビル管理運営部BAシステムグループ.2011年経済産業省『制御システムセキュリティ検討タスクフォース』委員.2012年より制御システムセキュリティセンター(CSSC)普及啓発委員会委員長として現在に至る.

ワークショップ2

特別企画 計測制御ツールを使った教育ソリューション実習

主催・企画 MSCS2015実行委員会
協力 株式会社 アフレル
日時 3月4日(水)第1部13:10〜14:40,第2部14:50~16:20
場所 第5室(東京電機大学 東京千住キャンパス1号館6階 2601教室)
内容 計測制御ツール『LabVIEW for LEGO Mindstorms』を使った教育ソリューションの体験実習.最新ロボットキット、教育版レゴ マインドストームEV3を使って日本を元気にするロボット技術の研究/技術開発に向けた開発のアイデアや教育成果発表の場である各種ロボコンの活用事例を体験する
内容 13:30〜14:30 制御システムセキュリティの国内動向
 1) ロボットキット:教育版レゴ マインドストームEV3、TETRIX(EV3拡張キット)

 2) ロボット制御専用GUIソフト:LabVIEW for LEGO Mindstorms、教育版EV3ソフトウェア

 3) 各種ロボコン紹介(ETロボコン、WROカレッジ部門、スマートデバイスGP)

対象 MSCS2015 参加者ほか大学・高専・専門学校や企業の方
参加費 MSCS2015参加者 無料
参加申込 事前申し込みが必要です.参加申込サイトよりお申込みください.
定員 各回20名【先着お申し込み順に受付】
その他 詳細は申込みのページをご覧ください.